施餓鬼供養

家族と身近なこと

うちの菩提寺では、お盆のときに 施餓鬼供養(せがきくよう)というのを一緒にやります。

施餓鬼会(せがきえ)とも言います。

お布施やお供えをお盆のご先祖さまの供養と一緒にしていただきます。

お盆のお布施はいくら?→こちら

お盆にやること→こちら

餓鬼道に堕ちた者

仏教の教えの中にある六道の中の餓鬼道に堕ちた者に施しをするのが施餓鬼会です。

餓鬼道に堕ちてしまうと、水や食べ物を求めてさまよい

常に飢えと乾きで苦しむといいます。

そのような者たちにも、お供えなどで施しを与えて功徳を積み

その施しによって、先祖も供養されます。

施餓鬼供養は、無縁仏の供養もされます。

お寺では、卒塔婆をたてる場合もありますので

菩提寺の住職に確認しましょう。

お寺から案内の知らせがくる場合もあります。

もともとは人だった

生前に悪行を働いた為に、死んでから餓鬼になってしまった人の霊。

私利私欲に走ったり、窃盗を働いたり、他人に対して施しをしなかったりすると

死んでから餓鬼にされてしまうそうです。

このような話を聞かされると施しをしなくては!という気持ちになりますね。(笑)

常に飢えて苦しんでいる餓鬼は、何を口にしても口から火が出たりして

食べられないのですが、施されるお供えだけは食べることができるそうです。

施しについての教えですね。

施しとは


では、施しの教えとはなんでしょうか。

人に何かを与えるということ。

ただ与えるのではありません。

見返りを求めずに与えることです。

見返りを求めていなくても、普段やりとりのない他人様に

突然高級品などをあげると

不審がられます。(笑)

受け取ってはもらえないかもです。

物ではなく形のないものならどうでしょう。

思いやる心であるとか、世のため人のために働く行為だったりとか。

二度と戻らない自分の人生の時間であるとか

そういったものを無償で提供することこそが

施しではないでしょうか。

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