ポンジスキームってなに？

ポンジスキームという詐欺について少し記事に書きましたが

こちら→狙われる退職金

もう少し詳しく解説しましょう。

ポンジスキームとは

1910年〜1920年の詐欺師チャールズ・ポンジさんの名前が由来の投資詐欺です。

ずいぶんと古い話ですよ。

私の親すら生まれてない頃からあった詐欺です。

そしてインターネットの時代の現代でもまだ騙される人がいるんです。

どんな詐欺？

「あなたのお金を運用して、増えた分を「配当金」として支払いますよ」と言って

お金を出資させ、そのお金は運用せず

前からの出資者に「配当金」として渡すことで

きちんと資金を運用をしているかのようにみせかけます。

それでしばらくの間は、ちゃんと元本が保証されていると信じさせ

出資者を募ります。

実際には運用しておらず利益を生んでいないので

新たな出資金をもらえなくなると

配当金が工面できなくなり破綻するか

ある程度のお金が集まった時点で突然音信不通になります。

どうなるの？

後から参加した出資者ほど損害は大きくなり、最後の頃の出資者は配当金を殆どもらえず

最後の出資者は配当を全くもらえずに出資金を丸々だまし取られます。

日本に古くからある「ネズミ講」と同じものと捉えられる場合がありますが

このポンジ・スキームはネズミ講よりももっと単純なもののようです。

ただ、出資者から得た資金を配当に回す自転車操業的なシステムは変わりありません。

捕まらないの？

詐欺師は捕まらないのでしょうか？

だまし取られたお金は戻らないのでしょうか？

このポンジスキーム詐欺は、始めの頃はちゃんと配当金が支払われるので

捕まえにくいのです。

捕まったとしても、最初の頃は配当金が支払われていたわけで

運用してたということになると

詐欺ではなく、資産運用に失敗しただけ

ということになるので罪に問えない状況になる場合もあるそうで

お金はまず、返ってきません。

だって、ないんですもの。

注意すべきこと

元本保証という謳い文句は要注意です。

リスクのない投資はあり得ません。

お金の話や投資話で、ちょっと仲良くなってから持ち掛けられます。

投資セミナーなどの参加者の中には

はじめからだますつもりで参加者を狙っているというのもよくある話です。

新規の人を紹介したら紹介料をもらえるというシステムも詐欺によくある話です。

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手遅れでなければお金は戻ってきます。

人様に自分のお金を託してはいけません。