87歳の物忘れの激しい母は
昨日までできていたことが今日はできなくなっている。
なんてことがあったりしますが
がっかりしないように気をつけています。
できなくなったことよりも
今できていることに目を向けてみると
前向きな気分になれます。
時計が読める
母はまだ、時計を読むことができます。
●時になったら●●をしてね。ができます。
5分前のことを忘れてしまうので、口頭ではだめです。
時計は読めますが、「頼まれたこと」を忘れるので
紙に書いて見えるところに置いてあげれば
その約束は守れます。
約束守れるって、すごいことですよね?
洗濯物を取り込むことができる
洗濯物を干すこともできます。
頼めばやってくれます。
体の調子が悪いときは「嫌だ」と言って断ることもできます。(笑)
この、具合がよくないんだと言えること自体も大事なことです。
高齢になると、当たり前のことが当たり前にできなくなってきます。
自分の具合が良くないことに自分が気づかないこともあるのです。
もっとすごいなと思うのは
洗濯物を取り込んでたたむという作業。
これって、なかなか高度な技術ではないでしょうか。
乾いているかどうか確認して、乾いてない場合はそのままもう少し干しておくか
雨が降りそうだったら、取り込んで家の中に干すか
判断しないといけません。
たたむときも、衣服が家族の誰の物か判断して
仕分けるという作業もあります。
これらを母は毎日やっています。
物忘れはするけど認知症ではないと私が思える理由でもあります。
テレビショッピングの電話番号をメモる
毎日朝から晩までテレビを見ている母ですが
手帳にいつも何か数字を書いていて
なんだろう?と、よくみると
青汁とかグルコサミンとか美容液などの文字の横に
電話番号らしき数字を書き留めているのです。
昔はよく買っていました。
今は電話をかけて購入まではできないようです。
でも、自分の興味のあるものが紹介されると
電話番号をメモしているようです。
手帳がそれだけでいっぱいになります。
テレビショッピングの番組が大好きなのです。
電話のかけ方が分からなくなってしまったのかもしれませんが
かけられる?と尋ねるとかけられる!というので
そのままにしています。
前向きに考えよう
できなくなったことがたくさんあるけど
まだできることもあります。
優しく見守ってあげたいと思います。
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